MARMOT / Mammoth Down Jacket

先日アップしたフリースジャケットに続いて本日はダウンジャケットをアップ。

2000年代のニューヨーク・ストリートシーンでティーンエイジの間で大流行した伝説の”Mammoth Down parka"のアーカイブモデルが入荷しました。

少し話は長くなるがこの”Mammoth Down Parka"について簡単に説明しておこうと思います。

2009年から2013年までNY・ユニオンスクエアにあるストリートファッションの聖地でもあるパラゴンスポーツで販売、元々アウトドアウエアだけにベースキャンプや雪山など対応する防寒性と、大きめなサイジング、豊富なカラーリングが人気の理由でニューヨークのキッズやハーレム、ブロンクス界隈のギャングなどアフリカ系アメリカ人に大流行。

大きくダボっと着る事から「BIGGIE」や「BIG BOY」の愛称で親しまれ、明るいカラーが特に人気で多色のカラーバリエーションを収集するのが当時のキッズ達の間ではステータスでした。

しかし、人気絶頂の末に強奪事件が多発し銃撃事件までが相次ぎ、パラゴンスポーツとマーモットは2013年にこのジャケットを全ての棚から撤去し、ニューヨークから姿を消したそうです。

その後、数年が経ち落ち着き始めた頃に再びニューヨークに再登場し、オープニングセレモニーとのコラボモデルが発売されストリートに再び火が付き始めます。

その後、何度再販が繰り返され今回の入荷に至りました。





2019年、肌寒いサンクスギビングの日、ニューヨークはタイムズスクエア前で

皆、派手で発色の良いBIGGIE(マンモスパーカー)を纏ったファンが集まり集会が繰り広げられるそう。

POLOの1992などのビンテージラルフでも同じようなカルト的な人気の背景がありますね。

90’sのPOLO1992,NORTH FACEのヌプシ等に並び、2000年のマンモスパーカーはニューヨーク・スタイルを代表する紛れもないアイコンにも感じます。






2015年にSUPREMEから発売された「アップタウンパーカー」

これはマンモスパーカーをベースにサンプリングされたもモデルで

発売当時トラビスやカニエウエスト、プレイボイ・カルティが着用もしていました。

(注:写真はマーモットではありません)





今回入荷したマンモスパーカーのディテールは、80デニールのナイロン66糸を使った頑強で平滑な平織り組織の生地にGORE-TEX社のWIND STOPPERメンブレンを張り合わせた2層素材で、高い防風性、優れた透湿性を耐水性を備えたWIND STOPPERテクノロジーを使用し、中の羽根自体に撥水加工が施された750Fill Powr撥水ダウンを充填することで、極寒にも耐えうる最高の防寒性を備えています。

袖口には風の侵入を防ぐフリース素材のリブが付き、フロントには左右4か所のポケットと内ポケットも装備。

面白いのはジッパーの縫い目に組み込まれたかなり深めの隠しポケットで、当時のニューヨーカーの間で”ピストルポケット”の愛称で親しまれていたらしいです。

フードは脱着が可能で有無で見た目の印象がかなり変わります、スッキリした印象で着たい方やインナーにパーカーを着る際は外しても良いですね。





悪天候やアウトドアの際はフード付きでも良いけど、タウンユースで使うならフード無しが私的には好み。

気になるサイズ感ですが、この写真では全てMサイズを着用しています。

インナーにニット着てやや緩い感じになりました、もっとデカいパーカー(ロスアパのXLなど)を着てユッタリ着るならLサイズぐらいです。

このサイズ選びは悩む方多いです、好みが分かれますね、お好みで。


昨シーズンはニューヨークのスニーカーショップ「KITH」やセレクトショップの「APRTMENT」で別注され話題となりました。

今シーズンは「BEAMS」や「ATOMS」などもカラー別注モデルが発売され国内でも益々人気のダウンとなっています。

店頭顧客様から好評でほとんど売り切れたので、先日追加で再入荷されたばかりの人気のダウンです。

私も対極寒用として購入予定、今シーズンでは一番温かいオススメのアウターです!